エッジコンピューティング向け産業用コンピュータ、産業用PC

遅延にシビアな産業用デバイスをクラウドコンピューティングで処理するためには、産業用デバイスとクラウドの間でデータ一次処理を行うためのエッジコンピューティングを配置する必要があります。エッジコンピューティングを含めた全体システム設計では、機械制御を主軸とする組込みコンピュータとクラウドサービスの両方を接続する必要があり、接続点となるエッジゲートウェイでは、両方の技術に対応する必要があります。

当社の強み

近年、医療、工場、製造、店舗、交通といった産業用グレードのコンピュータが必要な市場において、クラウドコンピューティングを活用したいニーズが高まっています。さまざまなデバイスが「IoT」によりネットワークに接続することが可能になり、クラウドコンピューティングへの接続が実現されていく一方、産業市場では、大容量データ、通信遅延、匿名性など、デバイスをクラウドに直接接続することが困難な要求が多く、クラウドコンピューティングだけでの処理形態では、接続が出来ない状況が発生しています。

当社では、ご提案する産業用コンピュータ、産業用PCにおいて、エッジコンピューティング市場の様々なプラットフォームへの対応を進めており、EdgecrossやMicrosoft Azure IoT Edgeといったエッジプラットフォームの認定を取得することで、事前に試験済みデバイスとしてご提供が可能です。これによりお客様のデバイスの仕様確認やRFPプロセスにおける時間と労力を削減いたします。

また、当社は一般的な小型エッジゲートウェイ向けの産業用コンピュータ、産業用PCのみならず、当社の強みでもあるハイパフォーマンスコンピュータにより、高解像度の画像や動画をリアルタイムで処理するマシンビジョンやAI推論も、エッジで実行可能な超高性能な小型エッジゲートウェイを提供しています。

エッジコンピューティング向け産業用コンピュータ、産業用PC

取り組み

エッジコンピューティングとマシンビジョンの実装

産業用デバイスが「Industrial IoT」によりネットワークに接続する世界、クローズドな産業用デバイス同士を相互接続して管理、分析するための、インフラストラクチャの実装取組み。
産業用デバイスとクラウドコンピューティングをつなげる最適なハードウェア環境はなにか?

近年、産業市場では、大容量データ、通信遅延、匿名性など、デバイスをクラウドに直接接続することが困難な要求が多く、エッジコンピューティングの要求が高まっています。しかし、マシンビジョンやリアルタイムAIに代表されるように、産業用コンピュータ、産業用PCでリアルタイム処理しなければならないデータ量も増加の一途を辿っており、もはや従来のセンサーデータのみをクラウドに渡すゲートウェイ機能だけでは不十分です。

アナログテックは、エッジでは高解像度のマシンビジョンやリアルタイムAIを高性能に処理しつつ、クラウド側では統合管理やビッグデータによる傾向分析など、役割を分けてシステム実装するべきと考えており、高性能産業用コンピュータ、産業用PCを開発し、EdgecrossやAzure IoT Hubと連動させる取り組みを行っています。

GPU搭載産業用エッジコンピュータ AT-IPCWG002のご紹介

https://www.analogtech.co.jp/at-ipc/products/ipcwg002/
エッジコンピューティングとマシンビジョンの実装

エッジコンピューティングプラットフォームへの対応について

当社は順次、エッジコンピューティングプラットフォームへの対応を進めています。
・Microsoft Azure IoT Certificateの対応について

当社の一部産業用コンピュータ、産業用PCはMicrosoft Azure IoTの認証を取得しております。

以下のマイクロソフト社のサイトをご参照ください。

Microsoft Azure Certified for IoT デバイスカタログ

https://catalog.azureiotsolutions.com/details?title=AT_IPCWG002
・Edgecrossコンソーシアムの対応について

当社の一部産業用コンピュータ、産業用PCはEdgecrossコンソーシアムの推奨産業用PCの認定を取得しております。

Edgecrossコンソーシアムについて

https://www.edgecross.org/ja/
COMING SOON

他のソリューション

FAQ

よくあるご質問

どのように要件を伝えればよいですか?

用途(アプリケーション)、環境条件(温度・湿度・粉塵など)、必要なI/Oポート、筐体サイズ、OS、数量、予算・納期などをできる範囲でご提示ください。ヒアリングシートもご用意しています。

試作品を作ってもらう前に概算見積りは可能でしょうか?

はい、要件をヒアリングした段階で、概算コストのご提示は可能です。詳細な費用や納期は、最終仕様確定後に算出いたします。

高温・粉塵・薬品ガスなど厳しい環境対応はどこまで可能ですか?

IP65以上の防水・防塵設計や耐腐食素材の採用、動作温度域の拡張など、現場要件をヒアリングし最適な筐体・部品を選定します。

特殊な I/O(RS-485、CAN、PoE、マルチ LAN など)や拡張スロットの追加はできますか?

はい、マザーボードや拡張カードの選定、I/Oレイアウトの設計など、カスタム対応いたします。産業バス規格や特殊コネクタへの対応実績も豊富です。

長期的に同じ仕様の製品を供給してもらうことはできますか?

原則としてできますが、部品の生産終了などがある場合は代替部品で継続供給を図るなどの手段を検討します。製品ロードマップを事前に打ち合わせし、長期安定供給を目指します。